今まで担当してきた企業様の採用例、求職者様の転職成功例を分類し、営業職からどのようなキャリアチェンジが可能なのかをまとめましたので、参考になればと思います。
1,コンサル
【例】
-メガバン法人営業→M&Aコンサル(MAセンター、ストライクなど)
-サービス営業→ITコンサル(アクセンチュア、アビーム)
【転職者の特徴】
学歴がMARCH以上、20代がほとんどで、30代後半はいない。
頭の回転が速く、活発なコミュニケーションが取れる人が有利。
ただ金融経験があるとなお有利。
【コンサルに向いている人】
–とにかく考えることが好きな人。行き当たりばったりの営業戦略がストレスに感じる人
営業よりもはるかに高いレベルでの課題設定・意思決定が求められるのがコンサル。
自分の主観だけではなく多角的な視点が求められるため、定量・定性ともに必要な情報を設定し
調査のうえで、結論を導く力が求められる
–責任感が強い人、課題解決に最後まで関われないことにストレスを感じる人
営業は顧客に提案し、意思決定~実行・効果検証はクライアントが責任を持つが、
コンサルはクライアントのパートナーとして意思決定以降のすべてにかかわる。
営業はよく言えば提案して売れれば終わり、コンサルは結果が出るまで一蓮托生。
強烈なプレッシャーに自分なら吐きそうだが、逆に人に自分の仕事を引き継がせるのが嫌だったり(後任を信用していなかったり)、営業×顧客の垣根を越えてCLと一緒になって課題解決することに
やりがいを感じている人には向いているかも
【内定へのロードマップ】
-応募書類
とにかく数字を意識して書く。高い成果を挙げた・とにかく頑張った、だけでは絶対に受からない。
×売上前年比156%を達成しました。重点顧客の売上減少が予測される中で、新規クライアントを多数抱えており、十分な顧客フォローができない状況でした。そこでCLが知りたい、分かりやすい情報を月次で資料にまとめ、定期的に顧客に情報提供を実施してきました。結果として新規CLにも十分なフォローを行う時間を捻出することができました。
〇売上前年比156%を達成しました。期初の試算では担当クライアント数が前年比30%増加する一方で重点顧客の業績が伸び悩み、売上が前年割れする可能性が高い状況でした。要因は新規CLの客単価が重点顧客の3割に満たず、CL数の増加では重点顧客の売り上げ減少分を補填しきれないことにありました。
そこで自身の業務がより高い生産性を生み出せるよう工夫しました。具体的には時節によってCLが抱える悩みをアンケートから分析し、月次で担当CLに発信してきました。
結果として1社1社個別で提案してきたときと比べ資料作成時間が1日当たり1時間減少、余剰時間で個別CLの分析や重点顧客への個別提案を実施することができ~~~~
-応募
コンサルに限らず、応募は少しずつ行ったほうがいい。キャリアアドバイザーに言われるがまま
一気にたくさん応募してしまうと、面接前に十分な対策ができないから注意。ポイントは3つ
①常に書類選考合格の企業が2社以上あるように応募していく。
→心の余裕につながるよ!
②志望度の高い企業は早めに応募してしまう。
→応募締め切りになることも珍しくないよ!人事は採用計画を達成できたら求人closeしちゃうよ
③いろんなジャンルのコンサルも応募を検討する
→コンサルは一言でいうと課題解決請負人。ジャンルは違っても求められるスキルの根本は同じだから、もっと興味の持てる仕事が見つかるかもよ!
-面接
コンサル目指している人はロジカルシンキングはそれなりにマスターしていると思うので、頭よさげな人が陥りやすいことを3つ
①聞かれていることに答える
→聞かれてもいない、アピールしたいことを述べるのはNG。コンサルは現場から役員まで広い人と付き合う仕事だから、求めてない話する人は嫌われるよ!
②成果だけではなくて、失敗したこと、苦手なことも事前に考えておく
→コンサル未経験なんだから失敗するし、最初から仕事なんてできないに決まっている。そんな時に、自分は仕事できる、悪いとこなんてない、なんて思っている奴いたら扱いに困るよね。絶対に失敗が許されない仕事だからこそ、自分の弱みはしっかり握っておくべき。
③論理破綻しない
→端的に説明したくて、端折った結果意味わからないアピールになることがある。一つのエピソードで何でもかんでもアピールしようとすると意味が分からなくなるから、まずはポイントを一つに絞る。そのポイントに帰着するように話の構成を組み立てるといいよ。
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