数字に追われたり、顧客に振り回されるのって本当に嫌になる。
でもいざ転職活動してみたら、自分って営業に向いているのでは?と思う人も多いんですよ。
私は今は企画職ですが、仕事のキツさは半減、面白さはゼロになった感じで、営業職のほうが向いていたのかもなぁと思うこともあります。今営業職として働いている人に向けて、営業っていい仕事だぜってことを伝えられれば。
【営業の面白さ】
①顧客の課題解決ができる
何かに困っている、もしくは自分が困っていることに気づいてすらいない顧客に、もっと良くなる方法があるよって伝えていくのが営業職。前営業職として働いていた時、担当顧客で不愛想なおっさんがいたから迷惑かと思って電話しないでいたら、ある日電話で「なんで最近静かなんや。こっちはお前の電話楽しみにしとるんやぞ」って嬉しいお叱り受けたことあります。
②成果や実力が数字になって表れる
どんなに周りから馬鹿だといわれ、不細工だと言われようと、営業は売れていればかっこいいんですよ。私もMVPの常連だった時は肩で風を切って歩いてましたし。でも成果が出たら次の目標におびえて過ごすことになるし、数字だけが人格って思っちゃうと未達の時メンタル死ぬんですけどね。ともかくバカでブスが輝けるフィールドってことですね。
③自由度が高い
営業って他の職種と比べて明らかに自由度が段違いなんですよ。よく営業から管理部門に転職したい人とかいるんですが、管理部門だと社内ルールや期日、過去の慣例や根回しなど「これいる?」って仕事も多い。でも良くも悪くも営業は提案するだけなんですよ。判断がいらないから忖度も根回しも決済も必要ない。自分の良いと思ったことを顧客に提案し、責任は顧客に取らせられる、一番都合のいいしごとなんすよ。
【営業の価値】
よく営業職って替えの利くしごとだって言われますけど、今まで企業の採用支援と求職者の転職支援ずっとやってきて、それだけは絶対にないって言いきれますね。
①売上は企業課題のすべてを解決してくれる
中小企業庁によると中小企業オーナーの悩みは
1位人手不足
2位後継者不足
3位販路拡大
4位資金繰り
とのことだけど、3位の販路拡大→売り上げ拡大が図れれば他の問題はすべて解決しますよね。
売り上げ立てれれば賃金UPで人も雇えるし、企業価値も上がって事業売却もしやすいし、融資も得られやすい。逆に良い商品作っていても、誰にも知られずにひっそりと消えていく会社も多いよね。高校生の時に学校帰りに立ち寄ってたたこ焼き屋さんとか。
個人的には岡山の豊島屋がなくなると、俺は二度と物を食べなくなると思う。
②営業はなくならない
よく「マーケティングの進化で営業職はいらなくなる」とか言っている人もいるけど、一理あると思う。たしかに車とか、今まで営業マンがビシッときめてお客様にすりすりしながら値引き交渉とかオプションのサービスとかやってたけど、最近はメーカーHPで発注できる仕組みも作られているみたいですね。こうなると今まで通りの営業スタイルでは通用しないか。。。
でも家だったらどうだろう。一生住み続ける家を、ネットの情報だけで何千万も振り込む勇気ある?
結婚指輪ならどうかなぁ。一生で一度しか買わない(買いたくない)ものに、サクッと金払えるか。
他にも子供の塾代とか保険もそうかもしれないけど、重要な意思決定は、最終的には「信用できるか?」というしゅごい抽象的な判断基準で決まると思う。
そういう重要な意思決定で顧客の横に立って一緒に後悔しない選択をサポートできるのが営業だと思うんよな(きれいごと)。
【営業の将来性】
営業って看護師とか建築士みたいに特定の資格が必要な仕事ではないし、替えの利く仕事であることは間違いないと思う。でも営業「力」はどの会社でも求められているとおもう。
だから自分の営業力を言語化して、どんなお客さんにどんな変化を与えられるのかを自覚できれば、かなりキャリアアップにつながると考えている次第。
例)金型部品のルート営業をずっとやってきた。メインはお客様先への定期訪問と、発注を受ければ即時対応すること。そのうえで強みと言えるのは下記
・困ったときに連想してもらえるような関係構築力。用がなくても定期的に訪問し、顧客との些細な会話の中から今顧客が置かれている情報を把握。顧客もそれを知っているからこそ困っているときに第一発注いただけるし、発注いただく前から先回りして準備しておくことができる。
・圧倒的現場主義。自分自身察しが良いタイプではないし、現場を見て顧客の生の声を聴かないと課題のイメージがつかない。だからこそどんな些細な相談事であってもまずはお客様先に顔を出し、現場の状態や抱えている問題を五感で察知。そのうえで提案を行うため、私を営業担当として指名してくれるお客様もいらっしゃった。
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